「ライン際を上がる」は英語で何と言う? サッカー英会話から見えてくる英語の感覚 福岡市中央区六本松の英会話教室・学習塾では、サッカーゲームを活用した英会話レッスンを取り入れています。
- 福岡草ヶ江英会話教室 福岡塾

- 7月5日
- 読了時間: 5分
英語というと、机に向かって単語を覚えたり、文法問題を解いたりするイメージがあるかもしれません。しかし、実際に英語を使えるようになるためには、「知識」と同時に「感覚」を身につけることも大切です。
サッカーゲームを使ったレッスンでは、子どもたちは楽しみながら英語に触れることができます。そして、教科書だけではなかなか出会うことのできない、生きた英語表現にも自然と出会うことができます。
今回は、その中でも興味深かった「ライン際を上がる」という表現についてご紹介したいと思います。
「ライン際を上がる」は英語で何と言う?
サッカーでは、
「ライン際を上がる」「サイドを駆け上がる」
という表現をよく使います。
英語では、
He's running down the line.
という表現がよく使われます。
直訳すると、
「彼はラインに沿って走っている」
という意味になります。
ここで多くの日本人が疑問に思うのが、
「なぜ down なの?」
ということです。
ゴール方向へ前進しているのだから、「上がる」なら up ではないのか、と感じる方も多いでしょう。
実は、この疑問こそが英語学習において非常に大切なポイントなのです。
日本語の「上がる」と英語の「down」
日本語のサッカー用語では、
「サイドバックが上がる」「ライン際を上がる」
という言い方をします。
この「上がる」は、ゴール方向へ前進するという意味です。
しかし英語の
down the line
の down は、
「下へ」
という意味ではありません。
例えば、
Walk down the street.(通りを進む)
Drive down the road.(道路を進む)
という表現があります。
ここでの down は、
「道や線に沿って先へ進む」
という感覚で使われています。
つまり、
Run down the line.
も、
「ラインに沿って進む」
という意味なのです。
日本語では「ライン際を上がる」と訳されますが、英語では「ラインに沿って進む」という視点で表現されています。
「down」だけでは意味が完成しない
レッスン中に、
「down の品詞は何ですか?」
という話になりました。
今回の
run down the line
では、
down は前置詞
として使われています。
文の構造を見ると、
run(走る)
down the line(ラインに沿って)
となります。
ここで大切なのは、
動作を表しているのは run
だということです。
例えば、
Walk down the street.(通りを歩く)
Drive down the road.(道路を車で進む)
Run down the line.(ライン際を走る)
これらを比べると、
walkdriverun
がそれぞれ動作を表しています。
一方、
down the streetdown the roaddown the line
は、
「どこを?」「どの方向へ?」
を説明しているだけです。
このように英語は、日本語よりも役割分担がはっきりしています。
日本語と英語の発想の違い
日本語では、
「上がる」
という一つの言葉の中に、
前進する
走る
攻撃参加する
ゴール方向へ進む
といった意味が含まれています。
しかし英語では、
run
move forward
push up
advance
down the line
などに分けて表現することが多いのです。
そのため、単語を一対一で覚えるだけでは、なかなか英会話は上達しません。
英語を話せるようになるためには、
「英語ではどのように考えるのか」
を少しずつ理解していく必要があります。
サッカーは英語を学ぶ最高の教材
サッカーゲームを使ったレッスンをしていると、同じ表現が何度も繰り返されます。
例えば、
Pass it!(パスして!)
Shoot!(シュート!)
Cross it in!(クロスを入れて!)
Stay wide!(幅を取って!)
Run down the line!(ライン際を駆け上がれ!)
こうした表現は、試合中に何度も使われます。
だからこそ、自然と耳に残り、口から出るようになります。
英会話が上達する人は、必ずしも難しい単語をたくさん知っている人ではありません。
むしろ、
「同じ表現を何度も聞き、何度も使った人」
が伸びていくことが多いのです。
英語は知識から感覚へ
学校英語では、
「正しく訳すこと」
が重視されることが多くあります。
もちろん、それも大切です。
しかし実際の英会話では、
「まず理解し、すぐ反応する」
ことが求められます。
今回の
run down the line
も、
最初は
「なぜ down なのだろう?」
と考えます。
しかし、
walk down the streetdrive down the roadrun down the line
を何度も見たり聞いたりしているうちに、
「道や線に沿って進む」
という感覚が自然と身についてきます。
そこまで来ると、日本語に訳さなくても理解できるようになります。
英語を“使う体験”を大切に
福岡市中央区六本松の英会話教室・学習塾では、サッカーゲームを活用しながら、子どもたちが英語を楽しみ、実際に使う体験を大切にしています。
英語は、テストのためだけの教科ではありません。
人とコミュニケーションを取るための道具です。
サッカーが好きな子どもたちにとって、ゲームの中で自然に英語に触れる時間は、英語への興味を育てる大きなきっかけになることがあります。
「英語を勉強する」から、「英語を使って楽しむ」へ。
今回の「run down the line」という表現一つをとっても、日本語と英語では物事の捉え方が異なることが分かります。そして、その違いに気づくことで、少しずつ英語の感覚が身についていきます。
サッカー英会話には、単語や文法だけでは学べない多くの発見があります。子どもたちが好きなことを通じて英語に触れ、「英語って面白い」と感じてもらえるよう、これからもレッスンに取り入れていきたいと思います。


コメント