「勉強しなさい」と言っても勉強しない理由|中学生のやる気と家庭での接し方

「勉強しなさい!」
「いつになったら宿題をするの?」
「またスマートフォンばかり見ているの?」
中学生のお子さまを持つ保護者の方なら、一度はこのような言葉をかけたことがあるのではないでしょうか。
保護者としては、学校の勉強についていけるのか、定期テストで良い点数が取れるのか、将来の高校受験は大丈夫なのかと心配になるものです。
しかし、何度「勉強しなさい」と言っても、お子さまがなかなか勉強を始めないことがあります。
それどころか、言えば言うほど反発され、親子げんかになってしまう場合もあります。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
実は「勉強する必要性を理解すること」と「実際に勉強を始めること」は、別の問題だからです。
「勉強しなさい」と言われると反発したくなる理由
中学生になると、自分の考えや意思を大切にするようになります。
小学生の頃は保護者の言うことを素直に聞いていたお子さまでも、中学生になると、
「今やろうと思っていたのに」
「わかっているから言わないで」
「自分で決めたい」
と反応することがあります。
これは、必ずしも勉強する気持ちがないという意味ではありません。
自分の行動を自分で決めたいという気持ちが強くなっている場合もあります。
そのため、保護者が正しいことを伝えていても、指示されること自体に反発してしまうことがあるのです。
本人も勉強しなければいけないとわかっている場合がある
「勉強しなさい」と言われる中学生の中には、本人も勉強しなければいけないと理解している生徒がいます。
しかし、
数学が難しくてわからない。
英語のどこから復習すればいいかわからない。
学校ワークがたまりすぎている。
何から始めればいいのかわからない。
という状態になっていることがあります。
この場合、必要なのは「もっと勉強しなさい」という言葉だけではありません。
最初に何をすればいいのかを明確にすることです。
たとえば、
「今日は数学の学校ワークを2ページだけ進めてみよう」
という具体的な目標があれば、取りかかりやすくなることがあります。
勉強を始めること自体が難しい
勉強が苦手な生徒にとって、勉強を始めることは大きな負担になる場合があります。
数学の問題集を開けば、わからない問題が出てくる。
英語の教材を開けば、覚えていない単語がたくさんある。
勉強を始めると、自分ができないことに向き合わなければなりません。
そのため、無意識のうちに勉強を後回しにしてしまうことがあります。
このような場合は、最初から難しい問題に取り組むよりも、少し頑張ればできる内容から始める方法があります。
まず1問解く。
英単語を5語確認する。
学校ワークを1ページ進める。
小さな目標でも、勉強を始めるきっかけになります。
「何時間勉強したか」ばかり聞いていませんか?
保護者の方が、
「今日は何時間勉強したの?」
と確認することは自然なことです。
しかし、時間ばかりを確認すると、お子さま自身も勉強時間だけを気にするようになる場合があります。
たとえば、
2時間机に座っていたけれど、ほとんど問題を解いていなかった。
ということもあります。
それよりも、
「今日は何ができるようになった?」
「昨日わからなかった問題は解けた?」
「英単語はどこまで覚えた?」
と聞いてみるのも一つの方法です。
勉強した時間だけではなく、できるようになったことに目を向けることが大切です。
声かけを「命令」から「相談」に変えてみる
毎日、
「勉強しなさい」
と言う代わりに、次のような声かけを試してみてはいかがでしょうか。
「今日は何から始めようと思っている?」
勉強する内容を本人に考えてもらう質問です。
「数学と英語なら、今日はどちらを先にする?」
選択肢を示しながら、本人が決められるようにする質問です。
「何か困っている問題はある?」
勉強しない理由が、学習内容の難しさにあるかどうかを確認できます。
「今日はここまでできたんだね」
結果だけでなく、実際に取り組んだ内容を確認する言葉です。
すべての中学生に同じ声かけが効果的とは限りませんが、本人が考える余地を残すことは大切です。
保護者が先生にならなくても大丈夫
家庭で勉強を見ようとして、親子関係が悪くなってしまうことがあります。
保護者が説明しても、
「学校ではそう習っていない」
「そのやり方は違う」
と反発される場合もあります。
特に中学生になると、数学や英語の内容も難しくなり、保護者がすべてを教えることは簡単ではありません。
無理に教えようとする必要はありません。
保護者の役割は、すべての問題を解説することだけではないからです。
学習状況を確認する。
困っていることを聞く。
勉強できる環境を整える。
必要に応じて、学校や塾などの力を借りる。
こうした関わり方も十分に意味があります。
勉強する時間を本人と一緒に決める
「勉強しなさい」と何度も言わなければならない場合は、あらかじめ勉強する時間を決めておく方法があります。
たとえば、
夕食前の30分。
学校から帰って休憩したあとの40分。
毎週月曜日と水曜日の学校帰り。
このように、勉強する時間を本人と相談して決めます。
ただし、保護者が一方的に決めるのではなく、本人が納得できる予定にすることが重要です。
そして、最初から完璧に守れなくても、必要に応じて調整していきましょう。
家庭では勉強しにくい生徒もいる
家庭での声かけや勉強時間を工夫しても、なかなか改善しない場合があります。
自分の部屋にいるとゲームをしてしまう。
スマートフォンが気になってしまう。
学校から帰ると気持ちが切り替わらない。
このような生徒の場合は、勉強する場所を変えてみることも一つの方法です。
学校帰りに自習室へ行く。
決まった曜日に勉強する。
周囲が勉強している環境で机に向かう。
こうした環境の変化が、勉強を始めるきっかけになることがあります。
自分で勉強を始められることが最終的な目標
保護者が毎日、
「勉強しなさい」
と言わなくても勉強できる。
これは、多くの保護者が望んでいることではないでしょうか。
そのためには、少しずつ本人が自分の勉強について考える機会を作ることが大切です。
今日は何をするのか。
どこまで進めるのか。
何がわからないのか。
明日は何をするのか。
こうしたことを自分で考えられるようになると、学習への取り組み方も変わってきます。
最初からすべてを自分で決められる必要はありません。
周囲の助けを借りながら、少しずつ自立していくことが重要です。
福岡塾六本松校が大切にしていること
福岡塾六本松校では、単に勉強時間を増やすことだけを目標にはしていません。
大切にしているのは、
今日やることを決める。自分で問題を解く。わからないところを質問する。間違えた問題をやり直す。次に何をするか自分で考える。
という学習です。
最初は先生と一緒に考えながらでも構いません。
少しずつ、
「今日は数学の続きをします」
「明日は英単語テストがあるので英語をします」
と、自分から勉強を始められるようになることを目指します。
六本松で中学生の勉強習慣にお悩みの保護者の方へ
「何度言っても勉強しない」
「勉強のことで親子げんかになる」
「スマートフォンばかり見ている」
「定期テストが近づいても勉強を始めない」
「本人が何を勉強すればいいのかわかっていない」
このようなお悩みがある場合は、まず勉強しない理由を考えてみてください。
そして、「勉強しなさい」という言葉を繰り返すだけではなく、勉強する内容や環境を少しずつ整えてみましょう。
福岡塾六本松校では、六本松周辺の中学生が、定期テスト対策や高校受験に向けて、自分で学習を進められるようになることを大切にしています。
家では勉強しにくい生徒のために、質問できる自習環境づくりにも取り組んでいます。
中学生の勉強習慣や自習室の利用についてお悩みの保護者の方は、お気軽にご相談ください。
「勉強しなさい」と言い続けることよりも、「自分で勉強を始められるようになること」。そのための環境と習慣を作ることが大切です。



コメント