中学生が家で勉強しないとき、保護者はどうすればいい?

「うちの子は、家でまったく勉強しません」
「学校から帰るとスマートフォンばかり見ています」
「何度言っても勉強を始めようとしません」
中学生のお子さまを持つ保護者の方から、このようなお悩みを聞くことがあります。
中学生になると、小学生の頃よりも勉強する内容が難しくなり、定期テストや高校受験に向けた学習も必要になります。
それなのに家ではなかなか勉強しない。
保護者としては心配になるのも当然だと思います。
しかし、ここで考えていただきたいことがあります。
「勉強しないこと」と「勉強する気持ちがまったくないこと」は、必ずしも同じではありません。
勉強の始め方がわからない、何をすればよいかわからない、家では集中できないなど、さまざまな理由が考えられます。
今回は、中学生が家で勉強しないときに、保護者ができることを考えてみます。
① まず「なぜ勉強しないのか」を考える
家で勉強しない中学生にも、いろいろなタイプがあります。
たとえば、
勉強しなければならないことはわかっているが、始められない
何を勉強すればいいかわからない
学校の授業がわからず、勉強することが苦痛になっている
スマートフォンやゲームが気になってしまう
部活動などで疲れている
勉強しても成績が上がらず、自信をなくしている
これらは、同じ「勉強しない」という状態でも、原因が異なります。
原因が違えば、必要な対応も違います。
まずは「どうして勉強しないの?」と責めるのではなく、何が勉強の妨げになっているのかを確認することが大切です。
② 「勉強しなさい」だけでは行動につながりにくい
保護者の方が、
「勉強しなさい」
と言うのは、お子さまの将来を心配しているからだと思います。
しかし、中学生にとっては、何度も同じことを言われると反発したくなる場合があります。
そして、
保護者が注意する。
子どもが反発する。
親子で言い合いになる。
結局、勉強しない。
という流れが繰り返されることもあります。
その場合は、声のかけ方を少し変えてみる方法があります。
「勉強しなさい」ではなく、
「今日は何をする予定?」
と聞いてみるのです。
勉強をするかどうかだけではなく、勉強の内容について会話することがポイントです。
③ 最初から長時間勉強させようとしない
普段ほとんど家庭学習をしていない中学生に、突然、
「今日から毎日2時間勉強しなさい」
と言っても、簡単には続きません。
最初は20分や30分でも構いません。
たとえば、
数学の学校ワークを2ページ。
英単語を15語。
漢字を10個。
このように、小さな目標から始めてみましょう。
大切なのは、一日だけ長時間勉強することではなく、勉強を始める経験を繰り返すことです。
短い時間でも続けられるようになったら、少しずつ学習量を増やしていきます。
④ 「何を勉強するか」を具体的に決める
中学生の中には、
「勉強しなさいと言われても、何をしたらいいかわからない」
という生徒もいます。
学校の宿題が終わると、もう勉強することがないと思っている場合もあります。
そんなときは、
「今日は数学を勉強する」
ではなく、
「数学の学校ワークを3ページ進める」
と具体的に決めてみましょう。
英語なら、
「英単語を20語覚えて、昨日の単語も確認する」
理科なら、
「学校で習ったところの問題を10問解く」
というようにします。
勉強の内容が具体的になると、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
⑤ 勉強できる環境を見直す
中学生が家で勉強できない場合、本人の気持ちだけでなく、勉強する環境も関係していることがあります。
机の上にスマートフォンがある。
すぐ近くにゲームがある。
テレビの音が聞こえる。
ベッドが目に入る。
このような環境では、集中することが難しい場合があります。
まずは勉強する時間だけ、スマートフォンを離れた場所に置くなど、取り組みやすい工夫から始めてみましょう。
また、自分の部屋よりもリビングのほうが勉強しやすい生徒もいます。
必ずしも個室で勉強することが正解ではありません。
本人が集中しやすい場所を見つけることが大切です。
⑥ 保護者がすべて管理する必要はない
保護者が毎日、
「今日は数学をしなさい」
「次は英語をしなさい」
「その問題はもう終わったの?」
と細かく管理し続けることには限界があります。
また、いつまでも指示を待つ状態になってしまう可能性もあります。
最初は一緒に考えても構いません。
しかし、少しずつ、
「今日は何をする?」
「昨日の続きはどうする?」
「テストまでに何を終わらせたい?」
と、お子さま自身に考えてもらうことが大切です。
目指したいのは、保護者に言われなくても、自分で勉強を進められる状態です。
⑦ 勉強した時間だけで評価しない
「今日は何時間勉強したの?」
と聞くこともあると思います。
しかし、勉強時間だけでは学習の成果はわかりません。
たとえば、
「数学の問題が昨日より3問多く解けた」
「英単語を20語覚えた」
「わからなかった問題が一人で解けた」
このような変化にも目を向けてみましょう。
できたことを具体的に確認することで、お子さま自身も成長を実感しやすくなります。
特に勉強に苦手意識のある中学生には、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
⑧ 家で勉強できないなら、場所を変える方法もある
家庭でさまざまな工夫をしても、なかなか勉強できない場合があります。
そのようなときは、勉強する場所を変えてみるのも一つの方法です。
学校帰りに自習室へ行く。
決まった曜日に勉強する。
周囲が勉強している環境に身を置く。
こうした方法によって、勉強を始めやすくなる生徒もいます。
自習室を利用することは、家庭での勉強を諦めることではありません。
勉強するための環境を一つ増やすことです。
⑨ 質問できる環境が必要な場合もある
家で勉強しない原因が、単に集中力の問題ではなく、学校の授業についていけなくなっていることもあります。
数学の問題が解けない。
英文法が理解できない。
理科の説明を読んでもわからない。
こうした状態では、勉強しようとしても途中で止まってしまいます。
その場合は、ただ勉強時間を増やすのではなく、わからないところを解決することが必要です。
まず自分で考える。
教科書や解説を確認する。
それでもわからないところを質問する。
そして、もう一度自分で解いてみる。
この流れを作ることが大切です。
福岡塾六本松校が大切にしていること
福岡塾六本松校では、中学生が自分で勉強を進められるようになることを大切にしています。
自習室では、
今日やることを決める。自分で問題を解く。わからないところを質問する。間違えた問題をやり直す。今日できたことを確認する。
という学習を重視しています。
最初から自分で学習計画を立てられなくても構いません。
少しずつ、
「今日は数学の続きをしよう」
「昨日間違えた問題をもう一度解こう」
と、自分で考えられるようになることを目指します。
六本松で中学生の勉強習慣にお悩みの保護者の方へ
「家ではまったく勉強しない」
「毎日勉強しなさいと言うことに疲れている」
「定期テスト前になってもなかなか勉強を始めない」
「何を勉強すればいいのかわかっていない」
「学校の授業がわからなくなっている」
このようなお悩みがある場合、まずは勉強しない理由を考えてみてください。
そして、家庭での声のかけ方や勉強する環境を少し変えてみましょう。
それでも難しい場合には、家庭以外に勉強する場所を作る方法もあります。
福岡塾六本松校では、六本松周辺の中学生が、定期テスト対策や高校受験に向けて、自分で勉強を進められる環境づくりを大切にしています。
勉強習慣や自習室の利用についてお悩みの保護者の方は、お気軽にご相談ください。
目指したいのは、保護者が毎日「勉強しなさい」と言い続けることではありません。お子さま自身が「今日はこれをやろう」と考え、行動できるようになることです。



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