中学生が自分から勉強するようになるために必要なこと

「言われなくても、自分から勉強してほしい」
これは、中学生のお子さまを持つ多くの保護者の方が願っていることではないでしょうか。
学校から帰ったら、自分で教材を開く。
定期テストが近づいたら、自分で計画を立てる。
わからない問題があれば、自分で調べたり質問したりする。
このような学習習慣が身についていれば、保護者が毎日「勉強しなさい」と言う必要も少なくなります。
しかし、最初から自分で勉強できる中学生ばかりではありません。
何を勉強すればいいかわからない生徒もいれば、勉強しても成果を感じられず、なかなか行動に移せない生徒もいます。
大切なのは、自主性を求めるだけではなく、自分から勉強できるようになるための経験を積み重ねることです。
① 自分から勉強する生徒は、何が違うのか
自分から勉強する生徒には、いくつかの共通する行動があります。
たとえば、
「今日は数学の続きをしよう」
「英単語テストがあるから先に覚えよう」
「昨日間違えた問題をもう一度解こう」
というように、次に何をすればよいかを考えています。
必ずしも勉強が大好きというわけではありません。
勉強することが習慣になっていたり、何をすればよいかが明確になっていたりするため、比較的スムーズに始められるのです。
つまり、自分から勉強するためには、やる気だけでなく、自分で行動を決められることが重要になります。
② 最初は小さなことを自分で決める
自主性を育てるために、最初からすべての学習計画を本人に任せる必要はありません。
特に、これまで保護者や先生の指示で勉強してきた生徒に、
「今日から全部自分で決めなさい」
と言っても、困ってしまうことがあります。
そこで、最初は小さな選択から始めます。
「今日は数学と英語、どちらから始める?」
「学校ワークは何ページ進める?」
「昨日間違えた問題は、いつやり直す?」
このような質問を通して、本人に考えてもらいます。
自分で決めた内容を実行する経験を少しずつ増やすことが大切です。
③ 勉強の目標を具体的にする
「成績を上げたい」
「次のテストで頑張りたい」
という気持ちは大切です。
しかし、それだけでは今日何をすればよいのかわかりません。
たとえば、
「数学の点数を上げたい」
という目標があるなら、
今日は学校ワークを3ページ進める。
明日は間違えた問題を解き直す。
週末には苦手な単元を復習する。
というように、具体的な行動に変えていきます。
大きな目標を、今日できる小さな行動に分けることが重要です。
「頑張る」という目標を、「何をするか」という行動に変えること。
これが、自分から勉強するための第一歩になります。
④ 「できた」という経験を積み重ねる
勉強が苦手な中学生の中には、
「どうせ勉強してもできない」
と感じている生徒もいます。
難しい問題ばかりに取り組んで、何度も間違えてしまうと、自信を失うことがあります。
そのような場合は、現在の学力に合った問題から始めることも大切です。
昨日できなかった計算問題が解けた。
英単語を10語覚えられた。
学校ワークを予定通り終わらせた。
このような小さな成功体験を積み重ねます。
最初から大きな成果を求める必要はありません。
自分で決めたことを実行し、できるようになったことを確認する。
その繰り返しが、次の学習に取り組むきっかけになります。
⑤ 間違えることを必要以上に恐れない
自分から勉強するためには、間違えた問題に向き合うことも必要です。
しかし、
「間違えるのが嫌だ」
「できないと思われたくない」
という気持ちから、難しい問題を避ける生徒もいます。
勉強では、最初からすべて正解できる必要はありません。
むしろ、間違えた問題から、自分が理解できていないところを見つけることができます。
大切なのは、
間違えた。
なぜ間違えたのかを確認した。
もう一度解いた。
今度は自分で解けた。
という経験です。
間違えること自体ではなく、間違えたあとにどうするかを大切にしましょう。
⑥ 質問する力も自主性の一つ
自分から勉強するというと、何でも一人で解決できることだと思われるかもしれません。
しかし、そうではありません。
自分で考えてもわからない問題について、必要なときに質問できることも大切な力です。
たとえば、
「この問題が全部わかりません」
ではなく、
「ここまではできたのですが、この式になる理由がわかりません」
と質問できるようになることです。
自分がどこまで理解していて、どこがわからないのかを考える必要があるからです。
質問したあとは、もう一度自分で問題を解きます。
先生に答えを教えてもらうことが目的ではありません。
次は自分で解けるようになることが目的です。
⑦ 勉強する場所と時間を決める
自分から勉強できるようになるためには、勉強を始めやすい環境を作ることも重要です。
毎日、
「今日はいつ勉強しよう」
「どこで勉強しよう」
と考えていると、始めるまでに時間がかかってしまいます。
そこで、
学校から帰ったら30分勉強する。
夕食前に英単語を覚える。
月曜日と水曜日は学校帰りに自習室へ行く。
というように、勉強する時間や場所を決めます。
最初は意識して行っていたことも、繰り返すことで生活の一部になっていきます。
勉強するたびに強いやる気を必要としない環境を作ることが大切です。
⑧ 保護者は少しずつ本人に任せる
自分から勉強する力を育てるためには、保護者の関わり方も重要です。
最初は、
「今日は何をする?」
と一緒に考えてもよいでしょう。
慣れてきたら、
「今日は何をすることにしたの?」
と本人が決めた内容を確認します。
さらに自分で進められるようになれば、
「今日はどこまで進んだ?」
と結果を確認するだけでもよいかもしれません。
このように、少しずつ本人に任せる範囲を増やしていきます。
ただし、任せることと放任することは違います。
困っているときには相談に乗り、必要なときには手助けする。
そのバランスが大切です。
⑨ 自分から勉強するまでには時間がかかる
昨日までまったく勉強していなかった生徒が、今日から突然毎日2時間勉強するようになるとは限りません。
最初は、言われてから教材を開く。
次に、決まった時間になれば勉強を始める。
その次に、今日やる内容を自分で決める。
そして、テストまでの日数を考えて学習計画を立てる。
このように、少しずつ変化していく場合があります。
大切なのは、最初から完璧な自主性を求めないことです。
昨日よりも少し自分で考えられた。
先週よりも勉強を始めるのが早くなった。
こうした変化にも目を向けていきたいところです。
福岡塾六本松校が目指している学習
福岡塾六本松校では、単に先生から教えてもらうことだけでなく、生徒自身が勉強を進められるようになることを大切にしています。
自習室でも、
今日やることを決める。自分で問題を解く。間違えた原因を確認する。わからないところを質問する。もう一度自分で解く。次に何をするか考える。
という流れを重視しています。
最初は先生と一緒に学習内容を決めることもあります。
しかし、最終的には生徒自身が、
「今日は数学をここまで進めよう」
「昨日の間違いを復習しよう」
「次のテストまでにこの単元を終わらせよう」
と考えられるようになることを目指しています。
六本松で中学生の勉強習慣にお悩みの方へ
「言われないと勉強しない」
「何を勉強すればいいかわかっていない」
「勉強しても自信が持てない」
「定期テスト前になっても計画を立てられない」
「自分から勉強する習慣を身につけてほしい」
このようなお悩みがある場合は、まず小さなことから本人に決めてもらうことをおすすめします。
そして、自分で決めたことを実行できた経験を少しずつ積み重ねていきましょう。
福岡塾六本松校では、六本松周辺の中学生が、定期テストや高校受験に向けて、自分で考え、自分で勉強を進められる環境づくりを大切にしています。
家ではなかなか勉強できない中学生や、学習習慣を身につけたい中学生のために、質問できる自習環境づくりにも取り組んでいます。
勉強習慣や自習室の利用についてお悩みの保護者の方は、お気軽にご相談ください。
自分から勉強する力は、最初から備わっているものとは限りません。自分で決めて、自分で取り組み、できるようになる経験を積み重ねることで、少しずつ育てていくものです。



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